「深い海の底で思案する」という、何とも詩的なテーマで制作したペンダント。
全体をK18で制作し、背びれには玉虫の羽をセッティングしている。
この発色は、構造色でこそ可能である。
ウロコの下に見える胴体には、チタンの陽極酸化処理で金属光沢を作り、異世界の生物を表現した。
眼はグリーンカルセドニーをセッティングした。
因みにモデルは、カクレクマノミではなく、真鯛。《tomo,記》
榎(えのき)
近くに榎の大木があり、季節になると時折、玉虫が飛翔する姿が見られる。
現在では、奇跡的な場所と言える。
タマムシの成虫はニレ科の植物の葉を食べ、特に榎の葉が大好物。
他に欅(ケヤキ)の葉も食べるようだ。
運よく、拾い集めた羽を作品に使用しているが、もったいなくてなかなか使えない。 《tomo.記》